志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

2017.4.8.TSUKU NIGHT! DJプレイリスト

4月8日、歌舞伎町のBar FROM DUSK TILL DAWN Shinjukuにて行われた
わたくしの誕生日パーティーの際のプレイリストです。

日付が変わると同時に特大オムライスが運ばれてきて、うれしさのあまり、ひっくり返りそうに(笑)。
たくさんの方々からお祝いの言葉をいただき、「37歳もやったるで!」という
気持ちになりました。

スタッフの皆様、DJの皆様、そして、ご来場の皆様、素敵な一日をありがとうございました!

 

【22:00-23:00】
・Livin' On A Prayer/BON JOVI
・Youth Gone Wild/SKID ROW
Welcome To The Jungle/GUNS N' ROSES
・Shout At The Devil '97/MOTLEY CRUE
・Fool For Your Loving/WHITESNAKE
・Ain't Talkin' 'Bout Love/ VAN HALEN
・Love Gun/KISS
・Eat The Rich/AEROSMITH
・Don't Stop Me Now/QUEEN
・The Ol' Switcheroo/THE STRUTS
・Nightrain/GUNS N' ROSES
Buddy Holly/WEEZER
・Whole Lotta Rosie (Live)/AC/DC
・Do You Remember Rock 'N' Roll Radio?/KISS (RAMONES cover)
・The Final Countdown/EUROPE
・Life On Mars?/DAVID BOWIE

 

【0:00-0:30】
・Paradise City/GUNS N' ROSES
・Battery/METALLICA
Ace Of Spades/MOTORHEAD
・Doctor Doctor/UFO
・The Trooper/IRON MAIDEN
・Living After Midnight/JUDAS PRIEST
・Breaking The Law/JUDAS PRIEST

 

【2:30-3:00】
・Sabbath Bloody Sabbath/BLACK SABBATH
・Crazy Train/OZZY OSBOURNE
・Bulls On Parade/Rage Against The Machine
・Roots Bloody Roots/SEPULTURA
・Fucking Hostile/PANTERA
・Eagle Fly Free/HELLOWEEN
・Thundersteel/RIOT

 

【3:30-4:00】
・Stand Up And Shout/DIO
・Kill The King/RAINBOW
・Needled 24/7/CHILDREN OF BODOM
・Get The Funk Out/EXTREME
・Pour Some Sugar On Me/DEF LEPPARD
・Green-Tinted Sixties Mind/MR.BIG
・Burn/DEEP PURPLE

 

以上。我ながらたくさんかけたなぁ(笑)。

DJ、楽しいです。
次の機会までに感性と手際を磨いておきます!

貼る

4月だ新年度だ新学期だ。

みんな浮かれております。そして、みんなどこか物憂げなのである。

どんまい。

新緑の季節がきたら、こっちのものだ。

 

新しい環境に身を置く人も多いことかと思われますが、ここは一発、のらりくらりやりましょう。

ドキドキしすぎず、適度な緊張感を持つことが大事だと思うんです。

かく言う僕も、人の移り変わりの激しいこの時期は、あんまり得意じゃないのですが。

今、髪切ってスッキリしたから、気が大きくなっております。

 

大きいといえば、ナンシー関である。

って、唐突な展開ですが、昨日読み終えた『文藝別冊 〈増補新版〉ナンシー関』(河出書房新社、2012年)がボリュームたっぷりで面白かった。

消しゴム版画家として、また、コラムニストとして小気味よい作品を遺した彼女は、とにかく懐の広い人だったらしい。

おもしろエピソードの数々を語る友人たちの顔が、今にも紙から出てきそう。

その語り口の温かさから察するに、よほど聖母のような人だったんだろうな、と。

お会いしてみたかった。カラオケご一緒したかった。

 

90年代当時、中高生だった僕は、彼女のちょっとしたコメントを目にしては「ぶぶっ」と吹き出すとともに、批評精神の芽生えを体感したものです。

ナンシーさん、その頃から大御所感が漂っていただけに、2002年に39歳という若さで亡くなったことが本当に受け入れがたい。

今の僕の年齢とそんなに変わらんじゃないか。

なんということだ。

 

ナンシー関が今生きていたら、なんて言うかな!」って得意げにツイートする人が結構多いし、僕もたまにそんなこと考えますが、なんだかなぁ。

ファイナル・ファンタジーの召喚獣じゃないんだから、そんなに便利に引っ張り出されても、ナンシーさん困っちゃうんじゃないかな。

どんなに下品な言葉が飛び交おうと、きな臭い空気が立ち込めようと、自分の言葉で考えなきゃね。

強さは優しさで、つまりは大きさだ。

 

面白い方向にゴロンゴロンと転がっていく4月にしたいと思います。

ノット・デス・メタル

JAMIROQUAIの新譜『AUTOMATON』を聴きながら、このブログを書いています。

「え? お前がジャミロクワイ?」って言う人もいるかもしれませんが、僕だって聴くよジャミロクワイぐらい!

ジャミロクワイぐらい」というフレーズを早口で連発すると、よいアナウンスの訓練になりそうですね。

肝心の作風はといえば、”おしゃれなライトセイバーぶん回し”って感じ。

バボバボ動くベースラインが好みだなぁ。

パーティー仕様? なのか?

自分で言っておきながら、よくわかっていません。

 

とくに締切に追われていない日は、積ん読状態の本を片っ端からやっつける生活をしています。

買ったはいいけれど、なかなかタイミングが合わずに放置してしまう本って、誰にでもあると思う。

そういう蔵書がおそらく、数百冊単位で、ある。

おそろしいことです。もったいないことです。

生きてるうちに消化できるのかしら。

 

そんな山のなかから選んだ1冊(正確に言えば全3巻)に、山田風太郎『人間臨終図巻』(徳間文庫)があって、今月はこれに没頭していた。

忍法帖シリーズの、どうかと思うぐらいぶっ飛んだ想像力に心酔している僕ですが、彼がエッセイ寄りのものを書くときの筆致は、いよいよ飄々としていて、素晴らしい。

淡々と語られる古今東西の人間の死にざま(=生きざま)には、学ぶべきところが多々ある。

壮絶な最期、平安な臨終、あっけない終わり……本当に人それぞれで興味深い。

ちなみに、僕が「おぉっ」と思わず声をあげたのは、ファーブル、ラスプーチン高橋是清あたり。

 

文庫版第3巻の奥付は、2001年5月初刷となっている。

思い出した。

これ、大学2年の春に友人から薦められて買ったんだった。

「志村、こういうの、好きだと思うよー!」って、明るい声で。

それから15年以上経った今、僕の心を動かしてるんだから、彼女の洞察力はたいしたものだったと思う。

ここに御礼申し上げます。ありがとう。

 

当時は、死というものを初めて身近に感じた時期だったため、この作品をなんとなく遠ざけていたのだった。

華やかな青春だもの、わざわざ暗い気持ちに浸りたくはなかった。

でも、今回いざ読んでみると、すいすいっと腑に落ちることばかりで、「ああ、おれも成長したんだな。年をとったんだな」と深く息を吐く場面が何度も訪れました。

いやはや、本は買っておくもんだね。

 

10代20代の頃って、死を語ることや、死そのものへの誘惑が渦巻きがちだけど、あれは一体なんだったのか。

命は大切にしなきゃ。

やっぱり、「死にたい!」とか「殺してやる!」って、軽々しく口にしちゃいけないよ。

何かを呪う暇があるなら、わずかでも自分を高めることですね。

 

そんなわけで、スペース・カウボーイの志を持つ貴方と私、新年度もヴァーチャル・インサニティの中で頑張りましょう。

と、無理矢理ジャミロクワイに寄せてみた。

生きましょう。

つくねズ・アペタイト

ライヴ観てレポート書いて、ライヴ観てレポート書いて、大阪に行ってトークイベントに出て、東京に帰ってきて、ライヴ観てレポート書く。

という至極まっとうな文筆家生活の先週でした。素晴らしい。

記事をお読みいただいた方々、お話をお聞きいただいた方々、ありがとうございました。

 

今回の出張で学んだことは多くて、その一つが”新幹線で食べる弁当問題”だ。

べつにわざわざ弁当を買わなくても、乗り降りの前後でどこかお店に入ったりすればいいじゃないかって話ですが、そこは旅情がほしいところ。

最近は、よほどの事情がなければ、乗車前に弁当を買うことにしている。

 

以前も書いたように、東京駅で手に入るものなら、崎陽軒シウマイ弁当、eashionのハンバーグ御膳、 チキン弁当、えび千両ちらしあたりは間違いがない。

「せっかくなので、冒険心を見せたる!」と毎度勢いよく弁当屋を覗くものの、この辺に落ち着くチキン(弁当)野郎ですよ私は。

いつか叙々苑の焼肉弁当を気前よく買える人間になりたい。

 

で、近年の弁当屋改良により、東京駅構内ではそこそこのものが手に入るようになったんだが、新大阪駅よ頑張れ。

在来線~新幹線改札までのゾーンは、なんだかいろいろ出来ていて頼もしく、地下鉄~新幹線改札の道中もKYKやスエヒロの弁当が手に入るので、グッド。

ところが、何も買わずにうっかり新幹線の改札に入ってしまうと、なんとも言いようのない凡庸な幕の内ぐらいしか手に入らなくて、弱るのです。

今回も経験したんだが、ご飯がどことなく酸っぱいんですよね……。

酢飯?

 

まぁ、美味しい思いをするなら、そこそこ努力しなければならないのは当然で、梅田あたりで「これは!」とガッツポーズするような食料を調達するしかないのかもしれません。

京都から乗り込んできた隣のおじさんが、めちゃくちゃウマそうな卵焼きとおむすびとイカのから揚げで冷酒を一杯やっていたので、激しくうらやましくなった。

私、餓鬼道に落ちた亡者のごとき表情をしていたはず。

一食一食のセレクションに手を抜かず、満たされていきたいものであります。

 

また旅に出たいよ。

ご唱和ください

だいぶ前に購入して放置状態だった『東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン』全50巻の付属冊子を読み始めたら、止まらなくなった。

クレージーキャッツ

社長シリーズ!

駅前シリーズ!

てなもんやシリーズ!

……と言われましても、昭和55年生まれのナウなヤングボーイのわたくしには結構遠い時代のお話でして、あらゆる情報が新鮮。

昭和30年代から40年代にかけての日本の上昇気流がうかがえて、とてもタメになるし、面白い。

泉麻人による当時の街並みの分析コラムなんかも秀逸。

薄いマガジンだけど、よく出来てます。

 

とりあえず、植木等はお洒落で、森繁は想像以上にすけべだということがよーくわかった。

あと、白木みのる三木のり平の存在感は、異常に貴重。

”なんとなく知っていたつもり” は ”全然知らない” に等しいんだなと恥じる毎日です。

昭和は深いぞ。

 

ちなみに、DVDのほうは、まだ観ていない。

冊子を通読後、すみやかに鑑賞したい所存です。

ある日を境に、やたらとC調言葉を連発するかもしれませんので、よろしくお願い致します。

 

まぁ、生活していれば、はらわたの煮えくり返ることもあるし、悲しい思いをすることもあるんですが、先人はパーッと元気になれるものを我々に遺してくれているわけです。

自分の内側にまっかっかなハートを抱いていれば、なんでも、そのうちなんとかなるんじゃないかと。 

巡り巡って、そんな悟りの境地に至った一週間でありました。

 

で、一日のシメはamazonプライムウルトラセブン』(実は初見)で決まり。

こちらのほうも、そのうちブログのネタになりそうな気配があります。

現在、第8話。

なんでみんながアンヌ隊員に萌えるのか、わかった気がしましたよ。

というか、出演者全員のセリフのグルーヴがいいよねぇ。

なんなんだ、あの昭和感は。

思うがままにべろんべろん

やっほー。

まだまだ寒くて、体が動きません。

だんだん頭も動かなくなってきました。

せめて風邪だけはひかないように、自家発電あるのみです。

意外と葛根湯が効くのである。

 

今年ももう3ヶ月が過ぎようとしていて、「いったい自分は何をやってるんだ」という焦りと「すごく濃い日々を過ごしてるなぁ」という充実とが混在しています。

妙な感情。

とにかく、自分を応援してくださっている方が地球上に一人でもいるのなら、その方のために今の仕事を一生懸命やろうというのが本心です。

どう転んでも、面白くありたいのよ。

 

大学院を出て、フリーランスの物書きに一本化して、丸3年が経とうとしています。

早いですねぇ。

この間、現時点での力量では言語化できないことがたくさんありました。

「なめんなよ?」と声に出して詰め寄りたいぐらい悔しいこともあったし、

平気で約束を破られて、悲しい思いをしたこともあった。(成敗してやる!)

でも、それ以上の喜びや幸せに支えられて生きております。

いい人は、いい。

それに尽きると思います。

出会いに感謝です。

 

こうなってくると、「いい人とだけ、仕事をしたい」という欲望が芽生えてきますが、世の中、そううまくはいかないもの。

この辺に関しては、「心が折れたときこそチャンス」だと考えることにした。

まだまだ修行が足りませんけどね。

いつか、何事もニコニコ笑って済ませられる時が来るのだろうか。

 

社会に出て身に染みてわかったのは、人の情けであります。

大学という組織に長く長く在籍していたせいか、我ながらどこかが狂っていたんだなと近頃痛感します。

ようやく、生き延びていくためのバランス感覚が育ってきたというか。

どんな分野でも、ご飯を食べていくのは大変であることよ……。

もうすぐ37歳になるおっさんが何言ってんだかって感じですが、まぁそういうことだ。 

 

うまく言えないけれど、今こそ、創造の場に”ちゃんとした若い人”が集うべきだと思います。(もはや、そんなに若くないから、こういうことが言える。)

プライドを持って表現できる人。

目がいきいきとしている人。

あたたかみがある人。

ささやかな勇気を胸に抱いている人。

僕は、そういう仲間を数多く作りたい。

どうか、よろしく、頼みます。

あなたが、ここに、いてほしい。

 

なんか、安物の政治集会みたいなブログになっちゃった。 

志村の「志」は「こころざし」の「志」だよなぁ。

原点に帰るべき春かもしれません。 

一つひとつを、丁寧に。

うなぎを食べた

願えば叶うものである。

前回の記事でひっそりと ”うなぎ食べたさ” をアピールしていたのだが、昨晩とうとう、うなぎ様にありつけました。

ありがたいことであります。

タレをざぶんざぶんにかけて平らげました。

美味しゅうございました。

 

昨日は『WE ARE X』を観てきたのである。

X JAPANドキュメンタリー映画

想像以上に遠慮なく切り込んでいく内容だったので、

涙を流す暇さえなかったというのが率直な感想。

とはいえ、THE LAST LIVEからHIDEが亡くなるあたりの時間の流れには、

当時のことを思い出して視界がぼんやりしてしまいましたが。

 

この作品が世に出た意義は大きい。

よくぞ生々しい記録と記憶を残してくれたものだと思います。

最近のライヴシーンで各人がスロー再生されるところなど、非常に好みだなぁ。

あれ、いいよなぁ、躍動感があって。

 

僕はXについて語るときに、過剰にお涙頂戴物語みたいになるのがイヤなのだ。

だって、中高時代にリアルタイムで夢中になったXには、ド派手な楽しさがあったから。

目の前の暗闇をエイヤと振り払ってくれるような、無敵の力を感じたから。

要するに、Xの元気な部分に魅力を感じていたんですね。

 

「いつかお金を貯めて、時間ができたら、Xのライヴを観に行くぞ!」と意気込んでいた少年の夢は、1997年で一旦途切れてしまいました。

でも、信じて信じて信じ抜いて、2017年まで生きてきてよかったと思います。

憧れの人たちが、世界を引っ掻き回してる。

痛快じゃないですか。

ぜひ一度お会いしてみたかった天国のあの人も、きっとニヤニヤ微笑んでいるはず。

 

願えば叶うんだよ。

そのためには、ひたむきに目の前のことをやっていかなきゃ。

精力をつけて、毎日を懸命に生きようと思います。

 

青臭い言葉しか出てこないけれど、それでいいんだよ。

BLUE BLOOD