志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

「つくね」はどこから来たの

一日経つの早いな。

『ポーラーサークル ~未知なる漫画家オムニバス』の最終日にご来場いただいた方々、ありがとうございました。

上映後の詩人歌人のコント、えもいわれぬ面白さがありましたね。

どんどん完成度(とアドリブ力)が上がっている気がする。

ブレイクするといいなぁ~。

 

実は僕も登壇してひと言ご挨拶する予定だったのだ。

非常におそれ多いことです。

しかし、壇上で繰り広げられるハプニングを総合的に判断した結果、着席状態を維持(笑)。

いやー、とにかく時間内に主要キャストが紹介されてよかったですよ。

奇跡的な笑いが生まれていた。

皆様、おつかれさまでした。

 

まぼろしの舞台挨拶となったが、こういう縁起のいいことはもっとでっかいことをやり遂げたときにとっておこう。

枡野浩一さんにはかえってお心配りをいただいてしまった。

打ち上げでお話した皆様との出会いに感謝します。

 

自己紹介第4弾。

今日は筆名の由来について。

おかげさまで「志村つくね」という名に落ち着いたわけだが、以前は「S村月音(えすむらつくね)」というややこしいペンネームを名乗っていた。

中二病感を出したかったのかな。

お恥ずかしい。

 

Twitterのアカウントをとったときに考えた名前なので、だいぶ記憶があやふやだ。

たぶん、こんな理由でつけたんだと思う。

① 鍋をやるときに鶏ひき肉の団子をこねることにハマっていたから。

② アニメ『ロザリオとバンパイア』の主人公・青野月音(つくね)のハーレム状態にあやかりたいと思ったから。

③ 月と音といえば、LUNA SEAじゃないか。おれはSLAVEだ。素敵じゃないか。

まぁ、こんなもんです。

これ、10代やそこらじゃなくて、30才前後のときにひらめいたやつだからな。

脳が心配である。

 

「S村月音」というぎこちない名前になんとなく違和感を覚えながらも、うっすら活動開始。

この筆名で投稿作が載ることもあったが、心のどこかに改名欲求が芽生えていたのはたしか。

そんなある日、近所に一風変わった面白そうなお店ができたのを知る。

枡野書店である。

 

この時点で、僕は枡野浩一という人のことをほとんどまったく知らなかった。

どうやら歌人らしい、ぐらいの認識。

短歌を始めて3ヶ月が経った頃だと思う。

せめて著作を1冊読んでから、お店をのぞいてみよう。

今から思えば、それが僕にとっての「はじまりのひとつ」だったのかもしれない。

 

『一人で始める短歌入門』でエッセンスをつかみ、いざ枡野書店へ。

30分程度の滞在だったと思うのだが、それはそれは楽しかった。

枡野さんにいろーんな愚痴を聞いていただいて、とてもすっきりしたのを覚えている。

 

帰り際に著作にサインを入れていただくことになった。

「お名前入れますか」

「はい。お願いします。……『S村月音』で」

その瞬間の枡野さんの不敵な笑みといったら!

彼はペンネームに一家言ある方だったのです。

この辺の事情は彼の主要作品に詳しい。ぜひご一読を。

 

今やめったに開くことのないお店となっているが、地の利をいかして何度かお訪ねしているうちに、「S村月音」→「S村つくね」→「志村つくね」とわが名は変化していった。

すごくキャッチ―で、とても気に入っている。

イキがった筆名をもっている人は全員枡野さんにご相談するとよいですよ。

素直に、開かれた心で。ここがポイント。

 

こねこね。こねこね。

つくねを作るときのような手つきで、僕は思考していく。

正直に言おう。

大ブレイクしたい。

名前だけでも覚えて帰ってください。

 

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