志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

ACTION

ひさしぶりに会う人が皆、あいさつ代わりに「太った?」とおっしゃる。

念押しの意味をこめて「太った『ね』?」とご指摘くださる方も。

余計なお世話だなと思いつつも、ありがたいことです。

たしかに今の僕は「大衆くん」みたいな顔(峰なゆかアラサーちゃん』参照)を

して、ぽてぽてと生活している。

深刻な運動不足である。

というわけで、一昨日からラジオ体操を再開した。

正確に言えば、テレビ体操なんだが。

 

NHKテレビ・ラジオ体操

https://pid.nhk.or.jp/event/taisou/taisou.html

 

6:25-6:35の10分間、Eテレの前で奇妙なポーズを取り続けています。

インストラクターが皆「いい顔」をしているのだ。必見。

レオタードの色彩なんて、めまいがするほどフローラルですよ。

ピアノの生演奏もキャラが立っていて秀逸なんである。

 

ツッコミどころの多い番組ではあるが、この体操、実によくできている。

体操界の有識者たちが練りに練った結果、生まれたんだろうなぁ。

無駄な動きがひとつもない。

あの、ゴリラウホウホ的な屈辱のアクションでさえ、いとおしい。

子供の頃から「やらされている」感じがたまらなくいやだったのだが、

能動的に体を動かすと、たのしくなってくるものだ。

おかげさまで血行がよくなったし、関節の動きが機敏になった気さえする。

これに加えて定期的なウォーキングを採り入れれば完璧だろうな。

 

むかしから、僕が体操する姿をみて笑う人が多い。

決して運動おんちというわけではないが、スポーツでヒーローになれたこと

なんて一度もない。

バレーボールのレシーブで空振りしては笑われ、テニスのサーブでは

マグワイア(懐かしい!)級の場外ホームランを連発して周りが呆れていた。

後輩が二度ほど誘ってくれたフットサルチームにいたっては、僕が抜けたとたん、

大会で優勝したという。

僕にとっての体育とは、切なさの記録である。

 

ラジオ体操、どうせ一週間も続かないと思う。  

でも、せっかく積極的なモードになっているのだから、一瞬の輝きをみせたい。

夢は体操のお手本になることです。

今日も元気に体を伸ばしましょう!

(そして本日土曜日、さっそく寝過ごした。)

 

アラサーちゃん (ダ・ヴィンチブックス)

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僕は運動おんち (集英社文庫)

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