写真のセンスがない。
撮影者としても被写体としても、画面を制圧する力が不足している。
じが撮りなんて、もってのほかだ。
かっこいい写真が撮れる人を心底うらやましく思う。
「すみませ~ん。シャッター押していただけますかぁ?」と頼まれたら、一目散に
逃げる。
記念写真に収まった自分の顔は、スター・ウォーズでいうところの
ジャバ・ザ・ハットだ。
こんな調子では、街中で一眼レフをぶら下げている黒縁メガネの青少年とは
永遠にお友達になれない。
なりたくもないけどな!
道後の夜。
日曜の夜。
とても閑散としていますね。
人のいなくなる時間帯の観光地って、こんなものなのだろうか。
お土産屋さんはほぼ貸切状態で、楽しい。
この路地の陰から妖怪的な老婆が出てくるという噂。
夜の道後温泉本館はこんな感じ。
非常にムーディーなのです。
正直なところ、「キレイな宿のキレイな大浴場がいい」とおっしゃる向きも
あるだろう。
でも、せっかくここまで来たのだから、この建物に突入しないのはもったいない。
地元のおじいさんおばあさんと風呂場で戯れることをおすすめする。
僕は誰とも目を合わさずにさっさと出ましたがね。
道後温泉の駅近くにあるからくり時計。
キリのいい時刻になると、坊っちゃん関連のキャラクターが出たり入ったりする。
僕は夏目漱石の『坊っちゃん』の大ファンなのだが、これを告白すると、
かなりの確率でナメられますね。
とある大学の先生(日本文学が専門)などは「あれは『痛快青春小説』程度の
作品だね。アヒャヒャ~」と、ちょう感じの悪い発言を浴びせてきた。
以来、彼に対する評価は地に堕ちている。
言いたい事も言えないこんな世の中にからくり時計ですよ。
……なんだこれは。
あっ。松山城のワンシーンですね。
奇跡的に撮れたロキノン系バンドのジャケ写のような構図。
空の色が澄んでいて美しかったなぁ。
ちなみにこの4人組はまったく知らない人たちです。
無断使用、ごめんなさい。
勝手に彼らのストーリーを組み立ててみると面白いかもしれない。
例)「俺達、まだ始まってもいないよな……」「やめろよ。雲が見てるぜ」
これも松山城。
お花見シーズンなどはとくに素晴らしい眺めかと思われ。
ちなみにこの3人組も無断撮影失礼。
さっきの4人組がflumpoolだとしたら、この3人はくるりやフィッシュマンズとみたね。
なんかいい構図ですね。
実はおれ、写真うまいんじゃないか。
子規堂。
陽当たり良好。
この玄関から突撃しようとしたら、50mほど離れた小屋のおばさんに怒られました。
みんな、入場料を払おう。
子規堂その2。
陽当たり良好その2。
この直後に奇声を発するおじさんが絡んできました。
松山はいいところです。
子規堂の前から隣の敷地を見上げると、こんな感じ。
あの観覧車にも乗ったが、特筆すべきこともないので、外観をお楽しみください。
松山はいいところです。
子規堂向かいの坊っちゃん列車。
僕は別に霊感など持ち合わせておりませんが、これは、あれだね。
むかし、なんかあったね。
列車の前に生首置いてあるもんね。
ちょっと写真を撮るのに抵抗がありました。
そして、場内に響くおっちゃんの奇声……。
松山はいいところです。
画像とともに旅を振り返るのは楽しいな。
どうしてこんなものを撮ったんだろうと、わがセンスを疑うこともしばしば。
うんちはともかく、思い出をたくさん持ち帰りました(ドヤ顔)。