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志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

それはほんのり甘い梅酒のような

寒いかと思えば、暖かい。

暖かいかと思えば、寒い。

近頃、この繰り返しである。

安定の春はいずこへ。

ちなみに、これを書いている今はぽかぽか陽気です。

地球って情緒不安定だね。

 

入社式、入学式のシーズンで、周囲がわっさわっさしている。

「はじめまして、先輩」

「ようこそ、後輩」

「レッツ、課外授業」

この甘酸っぱい気分は、なんだ。

 

2年前に大学を離れ、なしくずし的にフリーランスになったわけだけれど、

この時期の精神的落ち着かなさは健在。

人と人とが牽制し合う姿が苦手なんだろうなー、多分。

かといって、やたらと距離を縮めたがる輩は論外なのだが。

人間観察のしがいのある季節といえます。

 

たとえば、花見の場所取りを命じられたであろうフレッシュネス5人組。

あっ、この際、7人組でもいいや。

こやつらが道の幅をフル活用して練り歩く姿を見ると、相当ムズムズするんである。

ここに紅一点、”オタサーの姫” てきな女性がいると、もう最高。

さまざまな欲望が渦巻くこの集団の行く末を想像して楽しむという寸法だ。

 

車内でプチ自己紹介をし合う中学生男子などを見かけた日にゃあ、もうアカン。

彼らの姿を己の過ぎ去りし日々と重ね合わせ、赤面必至。

下水道に逃げ込みたくなるような心持になる。

 

さらに言えば、繁華街のど真ん中でサークルの看板を堂々と掲げてゾロゾロ歩く姿なんか、最強じゃないですか。

「○○学院大学 テニスサークル ラブリーパッション☆」(仮名)

脳味噌が何グラムかこぼれ落ちてるんじゃないかと心配になるようなオーラ。

周りがまったく見えていない、底抜けの明るさ。

生命の躍動とは、きっとこのことをいう。 

僕にもこんな時代があった……のかなぁ?

認めたくないものだ。

 

あぁ、春です。

もう少し待てば、すがすがしい新緑が目に飛び込むよ。