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志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

ほほん

お腹空くのが早い……。昼までもたない。

こりゃもう、朝ごはんを多めに食べなきゃダメなのか。

6月下旬、いかがお過ごしでしょうか。

こう見えて、私は元気だぞ。

 

このところ、食レポ的な投稿が続いていて、ちょびっと反省している。

読むほうも書くほうもお腹がグウグウ鳴るから、困ったものですよね。

生きてるって感じがしますねぇ(適当)。

 

相変わらず、ライヴ通いの合間に本を読んでいます。

今月は収穫が多かった。

広くお薦めできる作品としては、次の3点。

 

① 石黒マリーローズ『聖書でわかる英語表現』(岩波新書

永沢光雄『AV女優』(文春文庫)

町山智浩松嶋尚美『松嶋×町山 未公開映画を観る本』(集英社) 

 

①は、ややお堅いテイストの語り口ではあるものの、発見の多い良書です。映画やニュースに出てくる聖書由来の ”こなれた表現” に対する理解が深まります。ブラック・メタルにどっぷり浸かっている人なんかは、目からウロコなんじゃなかろうか。手元に置いておきたい一冊。

 

②は、完全にエロ目的で読み始めたのだが、さすがは定評のあるインタビュー集。永沢さんの問いかけと、読者をぐいぐい引き込む文章力に唸った。(たしか)あの立花隆も絶賛していた傑作です。90年代前半の日本の風俗が鮮やかに、時にジメジメと浮かび上がってきて、眩暈がする。90年代後半に舞台を移した『AV女優2』も読ませるが、バブルの残り香のするこちらのほうが生々しくて、好き。

 

③は、TOKYO MXで放映されていた「未公開映画を観るTV」を単行本化したもの。実は番組は見ていないのだが、その評判は友人からたっぷり聞かされていました。なるほど、見逃したことをおおいに後悔する面白さであった。映画評論家の町山さんの丁寧な分析とオセロ松嶋さんのキラキラに冴えた感性が見事に調和している。しかし、アメリカってヤバいものを抱えているよね。良い面も悪い面もまずは知ることが大事なんだな、ときわめてシンプルな結論に辿り着いた。勉強になる本です。

 

それにしても、書評界の「新刊しか取り上げません!」っていう傾向はなんとかならんものか。少し前に出た本や古典にこそ、面白いポイントがあったりするのにね。

どんなジャンルにも言えることだけど、「速報」や「まとめ」ばかりが評価される世の中ってどうなんだろうと思います。

 

愉しくいこうぜ!