2泊3日の帰省という名の旅を終え、いよいよ日に焼けてきた。
もともと色白で、小麦色とは無縁の生活を送っていますが、
ここ数年、急に日光を吸収する体質になったような。
とはいえ、いい塩梅にこんがりと焼けることはできなくて、
いつも妙にまだら色なんである。
去年、横浜スタジアムで高校野球の地方予選を観た際には、悲惨な目に遭った。
露出する部分にまんべんなく日焼け止めを塗り、万全の態勢で臨んだのだが、
両の膝小僧がりんごみたいに真っ赤になった。
あれはヒリヒリ痛かった。精神的にも痛かった。
今でも不健康な茶色が膝の上で主張している。
そして、今年。
茨城県は国営ひたちなか海浜公園で行われるROCK IN JAPAN FES. に
初めて赴いたのであった。
噂には聞いていたが、東京からバスで約3時間という、なかなかの距離。
”海浜” というからには照りつける太陽も相当のものなんだろうと
予想しましたが、果たしてビンゴ。
ほとんど遮るもののない状態で、流浪の民のごとく、出演バンドの熱演を
楽しみました。
昨年の両膝の教訓があるものだから、出発前、念入りに脚まわりに
日焼け止めを塗ったくったわたくし。
人間椅子、BABYMETAL、ドレスコーズ、赤い公園、Dragon Ash、UVERworldなどの
熱演を眺めながら屋台の食べ歩きをするのは格別でした。
帰りのバスで熟睡し、家に帰ってシャワーを浴びたときの達成感は何物にも代えがたい。
じっと膝小僧を見つめる。
焼けてない。真っ赤じゃない。
バランスよく焼けるって、素晴らしい。
そんなことを考えながらニマニマ笑っていたら、ハッと気づくのであります。
両ふくらはぎのみが、やたらとこんがりしていることに。
なんなんだろう。この詰めの甘さは。
僕は一日だけの参加だったのだが、全4日間観に行った人の体力とハートには感服します。
いろんな場所に行ってみるもんだな。
体を張ってみて初めて気づくことって、たくさんある。
変にまだらに焼けた肌を見つめながら、今年の夏も終わるなぁと感慨深くなっているお盆です。