昨夜、suedeの単独公演に行って、感無量になっているおじさんが通りますよ。
90年代に中高生だった皆さんはよくわかると思うけど、わが学級もOASIS派とblur派に二分されていまして。
音楽の趣味なんてそんなにはっきりと区別されるわけでもないのになー。
けんかをやめてー。
などと思いながら、僕はせっせとU2やKULA SHAKERを聴いておりました。
(この頃は自分がメタラーだという自覚はなかった。)
『MAX』等のコンピレーション・アルバムに入っていたのか、CMで流れてきて知ったのか、判然としないが、ある日耳に飛び込んできたsuedeの「Trash」には何事かを感じ入ったのだ。
くねくねしているのに、美しい。
きらきらしているのに、儚い。
部活帰りに飲む微炭酸ドリンクのような青春の味わいが、この曲にあったのでした。
たぶん、そんな内容の曲ではないと思うけれど。
で、長い長い間、彼らのことを一発屋だと勘違いしていたのだが(本当に失礼だと思う)、ひと癖もふた癖もある麗しのメロディは、まさに僕好みだった。
ここ数ヶ月、最新アルバム『Night Thoughts』とベスト盤をうっすらかけながら、いい気分に浸っていたことを告白します。
いろんな音楽を聴いたあげくの、邂逅というやつです。
なんだか感情がえぐり出された夜だったなぁ。
とてもいいものを観た。
そして、いいものはいいという究極の結論に辿り着いたんである。
人の意見など気にせず、やっぱり、自分の目や耳で確かめなくちゃね。
RADIOHEADもPRIMAL SCREAMもまだ観たことないんだけど、
きっと抜群の説得力があるんだろうなぁ。
OASISに至っては、そのうち観られると思っていたら、いつの間にか
あんなことになってしまった。
UKを抱きしめて生きるぞ。
そんなよくわからぬ宣言をして、残りの夏を満喫したいと思います。