ただいまSNS上でネガティヴな空気をまき散らしているので、おおいに反省している。ご心配してくださった皆様、志村は大丈夫です。本当に申し訳ない。頭はまっとうです。ただ、生活において考えるべきことが大きくて、不安に押しつぶされているというのが正直なところ。ここは一発、気分転換にまとまった文章を書いてみましょう。今から30分限定で文字を打ち込んでみる。
コロナ禍以前はドラマを観る習慣がなかった僕が近年、連続ドラマという形態を楽しんでいることは以前も述べたと思う。定評のある作品を網羅しているわけではないのだが、NHKで放映されているものは質が高く、1日24時間のうち数時間を視聴に捧げても悔いのないつくりになっている。
まずは朝ドラ。まもなく終わりを告げる『風、薫る』は全然期待していなかったのだけれど、一種のナース・ファンタジーとして楽しめる内容だった。ただ、楽しみ方にも限度があって、ここへ来て主題が霞んできたような印象。いや、そもそも主題があったのかどうかも微妙だ。キャストには発見があって良かった。主役の見上愛と上坂樹里(上「野」樹里でないところがミソ)は回を追うごとにどんどん綺麗になっていったし、「シマケンさん」を演じる佐野晶哉(今初めて名前を知った)のふにゃんとした感じも好ましかった。何より、武家の娘の品格を好演した水野美紀はさすがと思ったものだ。どう収拾をつけるんだろう。
お昼の朝ドラ再放送枠は『ひよっこ』だ。2017年に放送された当時、かなりの回数を観たのだが、前半部分の重要な場面がところどころ抜け落ちていたため、非常にありがたい。岡田惠和の脚本が実に素晴らしくて、毎回のように温かい涙がこぼれ落ちる。たとえ「嫌な予感」のする場面が出てきても、その数分後には必ず心が満たされるのだ。人情というか、血の通った人間関係を描くのが巧みだと思う。初回放送当時は人気絶頂の有村架純を中心に観ていた気がするが、次第に佐久間由衣派に転向していったことも懐かしい。今回の再放送枠はまだ序盤。ここから良いキャストが続々登場するんだよ(そろそろ和久井映見が出てくる!)。今からでもぜひ、とお勧めしたくなるドラマ。
ここ数クールはこの「朝ドラ二本立て」で日々のストレスを解消していたのだが、NHKには「夜ドラ」なるものがあることを最近知った。話題となった『ミッドナイトタクシー』や『ひらやすみ』もこの枠だったらしい。どちらも見逃したことが悔やまれる。あと、「ドラマ10」というのもあるのか。NHKの旺盛な創作意欲! 一部、アマプラで観られる作品もあるようだから、落ち着いたらチェックしたいところ。
いかん。『税金で買った本』のことを言及していなかった。漫画は未読なのだが、原作者に図書館勤務経験があり、それを生かした内容になっていると知り、俄然、興味が湧いた。今日までで4回分だが、寝る前にちょうど良い手ざわりで微笑ましい。僕も学生時代に学内図書館でのバイト経験があるので、ちょっと懐かしかったりもする。まだ限られたキャストしか出てきていないが、図書館員の西野七瀬と青木マッチョの物腰は秀逸だし、ヤンキー主人公(奥平大兼、この方も初めて知った)の母親役の矢田亜希子の適度なやさぐれ感も絶品。というか、矢田亜希子がナチュラルに母親役で出てくる時代ですよ。『やまとなでしこ』とは何だったのか……。
最後は『豊臣兄弟!』で締めよう。大河ドラマなんてもっとも縁遠いものだと思っていたのに、『光る君へ』(2クール前だ)にハマってからは惰性で観ている。昨年の『べらぼう〜 蔦重栄華乃夢噺 ( つたじゅうえいがのゆめばなし ) 〜』も結構な新機軸だったのではないか。横浜流星のカッコよさと芝居のうまさを発見できたことも大きい。で、『豊臣兄弟!』なのよ。主要キャストの豪華さにはなるほどなと満足したが、小栗旬の織田信長のトゥーマッチ感にどうも乗れなかった。一方、要潤の明智光秀は口ひげも含め絶妙の完成度だと感じ入った。まあ、好みは人それぞれだろう。豊臣兄弟(仲野大賀と池松壮亮)は頑張っている。最終話までどうにか成り上がっていただきたいものだ。ちなみに、僕は池松壮亮と染谷将太を混同しがちである。
結局、仕上げるのに50分ぐらいかかってしまった。『税金で買った本』の西野七瀬みたいな人と結婚したかった。このドラマには磯山さやかも登場するらしい。彼女みたいな人とも結婚したかった。ああ、頭が狂ってくるね。寝よう、寝よう。明日は決戦の金曜日。