昨夜、夕刊を取りに行く際、廊下の隅に松ぼっくりを見つけた。
へぇ、この時期にオツですなー。
でも、不思議だな不思議だなーなどと、ちょっと覗きこんでみると、
ジジジジ叫んだよ松ぼっくりが。
私はセミが嫌いなのだ。
とくに、夏休みの終わりの頃のセミが油断ならない。
やつらはベランダの絶妙な位置か玄関開けてすぐのところに転がっていることが多い。
転がり方も巧みで、生きているのか死んでいるのかよくわからないスタイル。
すべてを受け入れたかのようなひっくり返り方が、恐怖を増幅させる。
あれは裏なの?表なの?次元のねじれのようなものを感じてしまうんです。
そもそも、鳴き声がいけない。
夏のいち風景と割り切ってしまえばいいものを、あの”擦り合わせた”
ノイズが私をどうにも惑わせる。
なんとかならないものか。
リンリンスイスイ美しい声で鳴かれても、それはそれでいやだが。
とにかく、不意打ちは勘弁してほしい。
動くなら動く。止まるなら止まる。
生きる権利までは取り上げないが、騒音は控えてほしい。
遠い昔、顔面に思いっきりおしっこをかけられたことを思い出しながら、
セミとの共生を考える8月下旬です。