志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

なんだろな

4月が終わるというのに、まだ空気がひんやりしている。

ゴールデン・ウィークの ”無理やりにでも何かしないといけない感じ” が子供の頃から苦手だ。

柏餅は大好きなんだけど。

皆さん、健全にお過ごしでしょうか。

 

某売れっ子作家の読書日記を目にする機会があったのだが、こんなことが記されていた。

 

私は昼から仕事を始めて、2時間ぐらいで原稿用紙15~20枚の小説を書く。

そこから長い休憩に入り、夜は1, 2冊の読書をして、寝る。

 

うーん……。

そんなにうまくいくものなんだろうか。

365日のうち1日でもこういう日があればラッキーな僕は、首をかしげてしまう。

うらやましさを通り越して、心配になるよ。

まったくもって余計なお世話だし、結局のところ、その才能に嫉妬しているわけだが。へへへ。

 

たくさん読んでたくさん書けるようになる薬があったら、

手を出してしまいそうな現状。

膨大に仕事のできる人をただただ仰ぎ見る。

そもそも、膨大に仕事が入ってくる人を……ああ、この話、ヤメヤメ。

 

大量に読み書きしたからといって、素晴らしい作品が生まれるわけではない。

ある程度キャリアのある人が、ある日を境に一瞬にしてド新人に追い越される世界でもある。

芸術とは残酷なものだ。

 

卑屈になってはいけない。

かといって、慢心してはいけない。

とかくこの世は ”いけない” ことだらけ。

 

自分の選んだ道だもの。

やるんだよ。