志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

いらない何も捨ててしまおう

少し早めの大掃除をした。

論文執筆中に大量発生した紙ゴミを中心に、一気に処分。

なんでこんなものと一緒に暮らしていたのか、さっぱりわからない。

せいせいした。

 

長く学生を続けていると、至るところから怪文書が出てくるもの。

思考の断片を記したメモや呪詛のごとき文献表の数々。

わが負の感情がチクチク刺激されましたわ。

皆さん、生きているうちに身の回りの物をすっぺり捨てたほうがいいですぞ。

 

今日は紙、じゃなかった、髪を切ってすっきり。

この地上にまたひとりイケメンが誕生した。

……夜は『ポーラーサークル ~未知なる漫画家オムニバス』を観に行き、おそらくひと言ご挨拶します。 

 http://a-shibuya.jp/archives/8167

枡野浩一さんからご来場いただいた方にプレゼントがあるかも!?

よろしくお願い致します。

 

自己紹介第3弾。

今日は俳句のお話を。

僕は短歌を始めて3~4ヶ月後に俳句にも手を出してしまった。

今から思えば、すけべ心がそうさせたのだと思う。

 

『俳句界』や『角川俳句』に1年間投稿。

たまに佳作に選ばれることはあっても、たいした手応えがなかった。

ちょうど季節がひと巡りしたところで、「あ。才能ないかも」と思い活動休止。

2012年8月下旬から2013年9月上旬までという短い活動期間でありました。

 

そもそも、千野帽子『俳句いきなり入門』などという名著が出たのがいけない。

あの方法論にガツンとやられたのがきっかけだった。

この本、現代思想や記号論に関心のある学生は必読ですよ。

バフチンとかデリダを読んでる場合じゃない。

日本文化の実践から考えるのです。

(May the force be with you...)

 

いつか東京マッハみたいな句会で遊びたい!

言語遊戯に酔い痴れたるっ!

知的なゲームに踊り狂ったるっ!

少年のように純粋なその欲求は、実際に自分で一句つくってみた段階で、脆くも崩れ去ったのである。

 

できないんですよ。

面白い句が。

かっこいい句が。

 

褒められたいというよこしまな心が邪魔になるったら、ありゃしない。

鑑賞量が圧倒的に不足しているという自覚はあるものの、それだけじゃない気がする。

センスの、なさ。

 

これがどういうわけか短歌になると、「むむっ。いけるかも」とお気楽になるのだから、不思議ふしぎ。

人にはそれぞれ、自分に合った表現形式があるんじゃないかと考えるようになった。

この点において、僕の俳句界留学はよい経験になったのではないかな。

と、言い聞かせてみる。

 

あっ。歳時記を眺めるのは今でもたのしいっす。

季節の微妙な移り変わりを季語とともに生きるのは、悦び。

そう遠くない未来にふらっと俳句づくりを再開することはあると思う。

今はいろんなタイプの作品を読む期間に充てたい。

 

はてなブログのプロフィール欄、時間を見つけてはちょこちょこ書き換えています。

今しか見られない情報もあるかも。

完成したら、ご報告しますね。

 

この調子で自己紹介を小出しにしていくと、年内いっぱいぐらいまでかかるかも。

まるで見栄っぱりみたいじゃないか。

やだなぁ。

まぁいいや。

好き勝手に語らせてください。

(そして私はつぶされる)

 

LOVE PHANTOM

LOVE PHANTOM

 

 

 

俳句いきなり入門 (NHK出版新書 383)

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