東京はようやくの青空が広がっている。
紫外線がおでこに突き刺さります。
朝晴れていると、自然と目が開くのは、ありがたいことです。
昨日は運転免許の更新に行ってきた。
取得してから15年以上ハンドルを握っておらず、いわゆるペーパー・ドライバーというやつです。
しかもゴールド免許。
恥ずかしいというかなんというか、やけにペコペコしてしまう。
たまに人様の車に乗せていただく時には、とりわけ恐縮する私。
運転する資格はあるのに、運転できないというモヤモヤ感はたとえようもない。
仮に運転を代わったとしても、行先は地獄でっせ?
「Highway To Hell」を地で行くスリルはあるけれど、みんなの命が大切だ。
交通安全。これが第一。
近い将来、カッコよく縦列駐車などを決めたいというヴィジョンもなくはないが、しばらくは車を操る機会はないだろう。
とはいえ、公的な証明書としての免許証の威力には凄まじいものがありまして。
更新しないという選択肢は考えられないですよ。
めんどくさいながらも、レッツゴーだ。
滅多に行かない都庁に足を踏み入れた途端、 キョドキョドした。
すべての警備員が自分をマークしている!という気分に浸りながら、免許更新の受付へ。
ここから7段階ぐらい、窓口から窓口へとたらい回しにされましたよの巻。
完璧に構築されたベルトコンベアーのようなシステムのおかげで、ストレスとは無縁だったんですけどね。
係の方々の手際の良さに感心しながら、またもキョドキョドしていたら、「こっちこっち!」と更新料支払い窓口のご婦人に注意されたのは秘密です。
視力検査で緊張がMAXに達したものの、特に問題なくて、よかった。
ここ数年の目の衰えを心配していたのだが、まだまだ裸眼で先を見据えることができそう。
毎日ブルーベリーなどを摂取して5年後に備えます。
いよいよ写真を撮る段階に入ったのだが、なんだか間抜けなやりとりをしてしまった。
荷物を置いて椅子に腰かけ、カメラを見つめる私。
撮影担当のおばちゃんが「はい!もうちょっと右に曲げて!」と言ってきたものだから、にこやかに首を右に傾げましたよ。
……だって、曲げるんでしょ?
おばちゃん「ちょちょっ!行きすぎです。そうじゃなくて、回してっ!」
私「?」(右に傾けた首を左に回す)
おばちゃん「戻して!戻して!」
私「???」(にこやかに、微妙に戻すフリをする)
おばちゃん「回して回してっ!」
私「?!?!?!」(これ以上回すと、『エクソシスト』みたいになる!)
おばちゃん「止まって!はい、そこ!」
こんなやりとりの間、僕の後ろには5、6人が並び、渋滞の原因となってしまった。
もっとパパッと撮るものだとばかり思っていたのだが、あのカメラマンのこだわりは何だったのか。
写真を撮られるのが下手な私がいけないのかもしれない。
日々、鏡に向かって、キメ顔および姿勢の練習をしようと思う。
この後、30分間の講習を受け、めでたく免許更新。
似たような誕生日の人たちが講習室にみっちり詰め込まれる様子は、俯瞰でみるとなかなか面白い。
ほぼ毎日、朝から夕方まで、これだけの人が訪れるのだから、世間は広い。(←適当)
そして、この人波を適切にさばく職員の方々もたいしたものである。
さすがの交通整理だね!(←うまく言ったつもり)
免許証の写真が過去最高にハンサムだったため、ゴキゲンになってしまった。
うん、たぶん、これは良いよ。
というか、今までが極端に変だったのかな。
何はともあれ、あの時、曲がらぬものを曲げた成果だよ。
へらへらしてると、良いことあるというお話でした。