志村つくねの父さん母さんリヴァイアサン

文筆家・志村つくねの公式ブログ。本・音楽・映画を中心に。なるべくソリッドに。

2022年

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

 

東京って何年かに一度、本格的に雪が降るのですが、昨日がまさにその日だったみたい。気づいた時には向かいの家の屋根が真っ白に。外が静かなため、部屋で物事を考えるにはもってこいなのだが、路面凍結はおそろしすぎます。近所の吉野家の前で派手に転んでいた自転車のおばちゃん、大丈夫だっただろうか。

 

さて、はてなブログから「そろそろブログを更新しなさいよ?」的なお知らせが来たのです。どれどれと確かめてみたら、ちょうど1年前の年始の挨拶を最後に更新が途絶えています(※「2021年」という僕の前回の投稿を参照されたい)。
己の怠惰さに絶望すると同時に、笑ってしまいましたよ。もの書きを名乗っておきながら、こういうのはよくないよなぁ。

 

コロナ下(ある時点から、あんまり「禍」と書きたくなくなった)における新生活には良くも悪くも慣れてきました。早寝早起き、ストレッチ、適度な酒量、語学学習(英仏)、蔵書整理など、プラス面は山ほどあった。あらゆることをのらりくらり実践してきたつもりですが、次から次へとよくわからんことが襲ってきて戸惑っているのも事実。こうした〈しんどさ〉を隠さないことも、これから生きていくうえでは大切になるのかな。ホント、早く大手を振って人に会いたいです。何のモヤモヤも抱えずに、飲みに行きたい。あなたに逢いたい。
(「つべこべ言わずに行けよ!」って話ですが、そこを詳しく説明すると長くなるので割愛。)

 

近年、120本/年のペースで観に行っていたライヴは2020年、10本にまで減少(1、2月のみ観覧)。2021年のライヴ本数に至っては、まさかの1本でした(配信を除く)。2022年はさすがに緩やかに回復すると踏んでいるのですが、以前のように頻繁にライヴ通いするのはまだまだ難しそう。ある種の覚悟が求められる今日この頃です。人それぞれに事情がある……ウム。

 

そんななか、僕は今まで以上に建設的になりたいと思っている。いや、今年で42歳になるおっさんが何言ってるんだって感じですが、実際、そうなのだ。やるしかないのだ。ですよ。(昨年末の錦鯉を見てウルウルしたタイプ)

 

2023年5月に文筆家デビュー10周年を迎えます。

 

「志村つくね」の名で商業誌に出現してから10年。あたたかい声援に支えられながら、ここまでよく持ちこたえてきました。が、未だに何一つ大きなことを成し遂げられていません。ALWAYS風前の灯火。僕は単著を出したいッ!

 

べつに何かイベントを考えているわけではないけれども、2022年の過ごし方によって、その先が大きく分岐するのではとワクワクドキドキしている。「焦ってはいかんよ」と自分をドードー落ち着かせる時期はとうに過ぎ去り、「常に焦れ」のシーズンに突入したと自覚しています。

 

今年はたとえ少しずつでも、発信を頑張ります。兎にも角にも、本を出せるぐらいの分量を。そして、この機会にあらためて、自分のことをちゃんと皆さんに知っていただこうと思う。〈誰からも頼まれていない原稿〉を粛々と準備中です。

 

■2021年私的アルバム・ベスト10
1. LUCIFER『LUCIFER IV』
2. MANESKIN『TEATRO D'IRA VOL.I』
3. 人間椅子『苦楽』
4. THE PRETTY RECKLESS『DEATH BY ROCK AND ROLL』
5. GASTUNK『VINTAGE SPIRIT, THE FACT』
6. CONVERGE & CHELSEA WOLFE『BLOODMOON:I』
7. VOLBEAT『SERVANT OF THE MIND』
8. MANIC STREET PREACHERS『THE ULTRA VIVID LAMENT』
9. JERRY CANTRELL『BRIGHTEN』
10. SAMI YAFFA『THE INNERMOST JOURNEY TO YOUR OUTERMOST MIND』

 

今の気分で選んだ2021年の年間ベスト10です。「自信を持って友達に薦める作品」を選出基準としました。例年よりも名盤が豊富だったのは、気のせいではないと思う。このコロナ下でのクリエイティビティというものに興味津々です。まあ、明日になったら、ランキングも大幅に変動するでしょう。二大超大作であるところのIRON MAIDENとMASTODONに関しては、凄いのはわかるが未だに消化しきれていないという事情もあるため、こんな順位表です。LUCIFERは彼らの最高傑作と断言する。

というか、正直なところ、まだ聴いてないアルバムが山ほどあるのです。みんな、いつ音楽を聴き、本を読み、映画を観ているのだろう? 時間の流れは残酷だ。もっとピリっとします。

 

今夜はお好み焼きです。呑む。