暑いですねえ。一番気温の高い時間帯に外を歩いたものだから、全身がでろんでろんになってしまった。しかも、今年のセミの声は暴力的でえげつない。困る。
ブログ連載「僕と大学」が停滞している。せっかく佳境の4年生編まで来たというのに、残念なことだ。理由ははっきりしていて、この1カ月、さまざまな不測の事態に見舞われたからなのだが、それにしてもねえ。次回UPしようとしている記事の方向性で悩んでいるのは事実。ある人達との出会いを赤裸々に書いていいものやら、オブラートに包んだほうがいいのやら。とにかく、面白い方へと進んでいこうとはしていますので、楽しみにしてくださっている皆さま、どうか気長にお待ちください。
こういうときは、単発の記事を軽やかにぽぽぽぽーんと放てばよいのではという結論に至った。公開できる範囲で日記でも書こうかと思ったが、日常がなかなかに悲惨で、公開できない範囲だらけ! そんなわけで、ここは一発、僕が苦手とする食べ物について書きたい。見事なまでに、誰も得しない情報ですね。
僕には食べ物の好き嫌いがない。ことに気持ちのよい食べっぷりに関しては、食事の席を共にした方々から称賛の声を浴びるほどである。だが、そんな僕にも「出されれば食べる」程度の、テンションの上がらない食べ物があるので、要注意だ。
①レバー
②スイカ
③はっさくなどの種が多くて酸っぱい柑橘類
④豚の脂身
⑤そうめん
⑥舟和の芋ようかん
ざっと挙げてみたが、こんなものだろうか。それぞれにそれなりの理由がある。
①レバーは苦手とする人が多いのだが、僕もその一人であることを認めたい。いや、体によさげなのはわかるけれども、あの臭みがどうもねえ。焼き鳥屋さんで串の盛り合わせが出てきたときには、みんなでワイワイ食べますが、自らの意思では絶対に注文しない料理の代表格。
②スイカを苦手な食べ物に挙げるだなんて、信じられない! あれはみんなが大好きな夏の風物詩でしょ! などという声が聞こえてきそうだが、その「みんなが大好き」という思想がどうも引っ掛かる。もちろん、甘くてフレッシュなスイカは素晴らしいと思うけれども、これぞ「出されれば食べる」の典型例なのだ。スイカを食べると、カブトムシの気分になり、げんなりしませんか。
③の柑橘類は、種が多くて酸っぱいというめんどくささが気に食わないのである。こちらが喜ぶものと思って、満面の笑みではっさくの類を突き出されると、苦笑いするしかない。僕は面倒事は好まないのだ。
④豚の脂身には確固たる嫌悪感がある。幼稚園の給食で出てきた、冷たい豚の何かの脂身が最高にマズかったのだ。噛み切ることも飲み込むこともできずに、涙目で吐いた記憶がある。あれは一体なんの料理だったのか。あの経験があったからこそ、僕ははっきりと言える。この世から駆逐せねばならぬ、忌むべきもの。それが豚の脂身だ。
⑤そうめんも挙げてみたが、この苦手なものリスト、なんだか夏の食べ物が多いな。まあいいか。いや、そうめん自体はどうってことないのだけれど、その昔、祖母宅で出されたそうめんにお中元の洗剤の匂いが完璧に染みついていて、食欲が失せた経験があるのだ。大人になってから気付いたのだが、そうめんの袋には「匂いのきついものとは一緒に保存しないように」との注意書きがある。繊細な食材は丁寧に扱ってこそ輝く。まあ、輝いたところで、そうめんの頼りなさは消えないのだが。うどん、そば、冷やし中華などのほうが良いなあ。
⑥舟和の芋ようかんに関しては、食わず嫌いの面もある。ちゃんと食べてみたら美味しいのかもしれないが、そこまでテンション高く挑める代物でもなかろうという気がする。僕には、この種の素朴なお菓子を好まない傾向がある。えーい、思い切って言ってしまおう。年寄り臭くて、どうもね。
ウム。言いたいことを言って、ちょっとスッキリした。こうした「書く感触」を忘れないようにしよう。
この暑さだもの。そして、出鱈目な世の中だもの。シリアスになりすぎず、だましだまし生きていくことが求められているような気がする。腐ったら負けだ。自棄になったら、おしまいだ。図太く楽しく生き延びようと思う。